カードローンの審査に落ちてしまうと、なぜ借りれないのか理由が気になるものです。金融機関は審査結果の詳細を教えてくれませんが、借りれない原因にはいくつかの共通パターンがあります。この記事では、カードローンで借りれない主な理由と、審査通過のために取るべき具体的な対処法を解説します。

カードローンで借りれない主な理由

審査に通らない背景には、申込者の信用情報や収入状況など、複数の要因が関係しています。金融機関は貸金業法に基づいて厳格な審査を行っており、返済能力がないと判断されれば融資を断られます。

信用情報に問題がある

最も多い理由の一つが信用情報の問題です。過去にクレジットカードやローンの返済を延滞した記録が残っていると、審査で不利になります。特に3ヶ月以上の長期延滞や債務整理の履歴は、信用情報機関に5~7年間記録され、その間は新規の借入が極めて困難になります。

また、短期間に複数の金融機関へ申し込む「申込ブラック」も要注意です。申込情報は6ヶ月間保存されるため、審査落ちを繰り返すと「お金に困っている」と判断されてしまいます。

収入が安定していない

カードローン審査では継続的な返済能力が重視されます。勤続年数が短い、アルバイトやパートで収入が不安定、無職である場合などは審査に通りにくくなります。勤続年数が半年未満だと、特に厳しく見られる傾向があります。収入額そのものよりも、毎月確実に返済できる安定性が評価されるためです。

総量規制に抵触している

貸金業法では、消費者金融やクレジットカード会社からの借入総額が年収の3分の1を超えてはならないと定められています。すでに他社から借入があり、この上限に達している場合は新たな借入ができません。例えば年収300万円の人は、最大100万円までしか借りられない計算になります。

借りれない状況別の対処法

審査に落ちた理由を推測できたら、状況に応じた対策を講じることが重要です。焦って何度も申し込むのではなく、根本的な問題を解決してから再挑戦しましょう。

信用情報を確認して改善する

まずは信用情報機関に開示請求を行い、自分の信用情報を確認してください。日本には以下の3つの信用情報機関があります。

機関名 主な加盟業者 開示方法
CIC クレジットカード会社、信販会社 インターネット、郵送、窓口
JICC 消費者金融、信販会社 スマートフォン、郵送、窓口
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 銀行、信用金庫 インターネット、郵送

開示請求には500~1,000円程度の手数料がかかりますが、自分の信用状態を正確に把握できます。延滞記録がある場合は完済し、その後一定期間待つ必要があります。申込ブラックになっている場合は、最低6ヶ月は新規申込を控えましょう。

その間にクレジットカードや携帯電話料金などを確実に支払い、良好な信用を積み重ねることが大切です。

収入の安定性を高める

転職直後や勤続年数が短い場合は、少なくとも半年以上は同じ職場で働いてから申し込むことをおすすめします。アルバイトやパートの方は、以下の点を意識すると審査に有利になります。

  • シフトを増やして月収を安定させる
  • 同じ勤務先での勤続年数を延ばす
  • 収入証明書(給与明細など)を準備する
  • 希望借入額を必要最低限に抑える

無職の方は、カードローンの利用は難しいため、まずは就職して安定収入を得ることが先決です。どうしても急ぎの場合は、配偶者に収入がある専業主婦(主夫)なら利用できる銀行カードローンもあります。

借入総額を減らす

総量規制に抵触している場合は、新規借入の前に既存の借入を返済する必要があります。複数の借入がある方は、金利の高いものから優先的に返済しましょう。おまとめローンを検討するのも一つの方法です。

おまとめローンは総量規制の例外となるため、年収の3分の1を超えていても利用できる可能性があります。ただし、おまとめ後は追加借入ができなくなる点には注意が必要です。

審査通過の可能性を高めるポイント

基本的な問題をクリアした上で、さらに審査通過率を上げるためのテクニックがあります。

申込内容を正確に記入する

申込フォームの入力ミスや虚偽記載は、審査落ちの原因になります。特に以下の項目は慎重に確認してください。

  • 年収は手取りではなく税込金額を記入する
  • 勤務先の名称や電話番号を正確に入力する
  • 他社借入件数・金額を正直に申告する
  • 居住年数や家族構成も正確に記入する

些細なミスでも「信用できない申込者」と判断される恐れがあります。提出前に必ず見直しましょう。

希望額は必要最小限にする

借入希望額が大きいほど審査は厳しくなります。初回申込では10万円~30万円程度の少額から始めると、審査通過の可能性が高まります。利用実績を積んで信用が高まれば、後から増額申請も可能です。

「とりあえず枠を大きくしておこう」という考えは避け、本当に必要な金額だけを申し込みましょう。

金融機関の選び方を工夫する

銀行カードローンと消費者金融では審査基準が異なります。銀行は金利が低い代わりに審査が慎重で時間もかかります。一方、消費者金融は審査スピードが速く、収入が少ない方でも借りられる可能性があります。自分の状況に合った金融機関を選ぶことが重要です。

また、同時に複数社へ申し込むのではなく、1社ずつ申し込んで結果を待つようにしてください。

カードローンで借りれない原因は必ずあります。焦らず自分の状況を冷静に分析し、適切な対処をすれば審査通過の道は開けます。信用情報の改善には時間がかかりますが、着実に取り組むことが将来の借入可能性を高める最善の方法です。